介護福祉士実務者研修の学習内容において、最も多くの時間が割かれているのがこころとからだのしくみの学習です。これは、介護において人間のこころとからだのしくみを理解していることがどれだけ重要かを表しています。私たちは普段自分の心や体についてわかっているつもりですが、実は知らないことが多いのです。
介護福祉士実務者研修の学習においては、450時間程度の学習時間が必要と言われています。これは、どのような学習をすべきかという点によって変わります。つまり、事前にヘルパー等の資格を持っている人は、学習時間の一部が免除されるのです。さらに、介護職員初任者研修の資格を持っている人も、免除されることがあります。自分にとってどのような学習の時間が必要なのかどうかは、調べておく必要があります。
多くの介護事業所などで、資格を持っている人を優遇して採用しています。これは、介護という業界において、多くの知識が必要とされるにもかかわらず、資格を持っている人はまだまだ少ないからです。資格を取得しておくことで、ライバルに差をつけることができます。
介護職員初任者研修などの初歩的な研修を受けただけの方や、そもそも資格がない方にとっては、介護の中で許されていない行動が実は存在するのです。医療に隣接した介護の分野などは、専門的な知識を身に付けた実務者研修の所有者だけが認められています。
介護の分野において、しっかり知識を吸収し、正しい行動を行えるという事は、有利なことです。介護事業所において働く場合、周囲の方に頼られ、利用者の方にも感謝される介護担当者になることができます。キャリアアップの道も開けるのです。